技術や経験もなく、お金や人脈もない普通の主婦が、ドキュメンタリーとはいえ、ここまで感動的な作品にまとめあげたバイタリティーはどこから湧き出て来る のだろうか。そのことを知るには生の講演を聴くのが一番!何の飾り立てもない型破りな講演だからこそ掴むことができる。映画そのものはタイトルが示すよう に~本当のことだから~であるが、その奥に~もう一つの、本当のこと~を掴んでほしいというメッセージが込められている。それは、どんな人にでも心から湧 き出て来る「ありがとう」という感謝の気持ちがある。それを地球全体、さらに宇宙にまで増やしていこうと監督は呼びかけている。「感謝しなさい」と躾けら れ、挨拶代わりにまで使われている「ありがとう」では偽善が入り込む。難病を患った子が、難病ゆえに感性豊かな詩を創り、両手を失った画家の作品を前にし て多くの人がその絵に感動し涙する。そして、難病になったことに、両手を失ったことに、彼らには心からの喜びがあふれ出てきている。感謝はするものでな く、感謝したくなるものだ。だから、「感謝のあふれ出る映画をつくりたい」という監督の思いがバイタリティーの源泉になっている。映画も講演も本当に「よ かった!ありがとう!」
脳力開発研究所 所長 志賀 一雅
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昨日は改めましてありがとうございました。”ありがとう”の気持ちがこんなに素直に溢れるのはかなり強烈な体験でした。
帰り道に入江さんのお話の魅力について考えました。昨日、お話したように、我が家は漢方で救われたんですが、漢方の考え方で、体質で実証と虚証とか陰・陽という考え方があります。
専門家では無いので、詳しい説明は控えますが、それぞれの方の実・虚・陰・陽の状態を詳しく診て、薬が処方されるんですよ。
例えば、体が陰に偏っていれば陽の漢方薬を処方し、体が陽に偏っていれば陰の漢方薬を処方することで、崩れた体のバランスを元に戻し、病気を治療するそうです。
つまり陰に偏ってるいる人に陰の薬陽に偏ってる人に、陰の薬は禁忌なわけで、西洋医学で同じ病名が付いていれば、結構、みんな同じ薬が出るんですが、漢方では、それぞれに違う薬が出るんですよ。
研修も、これと似てるなぁ~と、昨日感じました。素晴らしい話だから、誰もが感動するはずだ、誰もの心に響くはずだ…というのはちょっと、違うのかなと…。
エネルギッシュで元気の出る講演でも、証に合わなかったら、却って自信を失うかもしれないし、静かで淡々とした講演だからこそ励まされる人もいるかもしれません。
上手く伝えられてるか分かりませんが、入江さんのお話は、ガツガツ来ないけれど、すごくホッとすると言うか。即効性は無いかもしれないけれど、ジワジワ効いて来る漢方薬みたいな。
西洋の薬は、身体の外から治すけれど、漢方の薬は、身体の芯から治す・・・と、かつて中国人の漢方医から聞いたことがあります。
入江さんとの出会いは、私にとって、効きそうな漢方薬に巡り会った感じです。あと八時間くらいお話を聞いていたいと思いました。本当にありがとうございました。
東京 福祉施設マネージャー S
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初めて入江富美子さんの講演を聴かせていただいたのは、2年前の12月。普段は、映画の上映会のあと、時間の制約がある中、また映画の余韻が漂う中でお話されることが多い入江監督。今から思うとこの日は、映画の上映が無いということで、思う存分、入江ワールドを展開されていました。
入江さんにお逢いする前、私が勝手に抱いていたイメージは、一人で映画を撮りあげて、1000人の上映会を実現されるパワーあふれる人物というもの。また実際お逢いした印象も、元気いっぱい。いつも明るくて周りを明るくエネルギーと自身にあふれた素敵な方。そしてお茶目さん。
いざ講演が始まってお話されだしても、常に笑顔を絶やさず、楽しくお話されていきます。ところがその内容、エピソードたるや「えぇ!なんで、こんなことを素敵な笑顔で話せるの?!」の連続。
ある大晦日の夜に起きた出来事では、私の顔はくしゃくしゃになって、涙が止まりませんでした。また、自分に自信がなかった話。そして、今も自身が無いとの言葉には、胸を突かれました。
目の前の笑顔を信じてはならぬ。その笑顔の奥に、悲しみと不安を抱え、それでも奥歯をかみしめて笑顔している人もいるかも知れない。そう気づかされました。そして、その不安と自身の無さを乗り越えて生きていく方法。「心のピョン吉」との出逢い。「無敵の一滴」の話。まだまだ数え上げればきりがないぐらいの価値あるお話の連続。いずれも私の人生の支えになっている言霊ばかり。入江さんの講演と出逢えた自分の幸運をほめてあげたいです。これほど、心だけでなく、魂まで喜ぶ講演を私は聴いたことがありません。この世に生を受けたすべての方にお奨めいたします。そして、このような感謝の輪の中に居られることに、心から感謝いたします。
一般社団法人 日本ほめる達人協会 理事長 西村 貴好
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私自身もホテルで働いたこともないのに、ある日突然「ホテル経営」に踏み出しました。ふーちゃんも、ある日突然「映画監督」ですものね。(注:ふーちゃんは、入江のニックネームです。)
講演を聞いて、益々この世の中、なんでもありだな~と思えるようになりました!(笑)
きっと、限界を決めているのは自分自身なのだと思います。誰だって、知らない場所に一歩踏み出すのは怖いです。 でも、怖いってことは、そこから立ち退けないくらい興味があるってことですよね。興味がなかったら、さっと別の場所に移動しちゃうと思うのです。だから「一生やらない」と宣言できないとしたら、「一歩踏み出してみること」ですよね。上手くいきそうになったら踏み出そうなんて考えていたら、いつまでたっても完璧な状態なんて訪れない。人間にさして違いはないのですから、そこには「やると決意した人」だけが体感できるワクワクがあります。「自分らしく生きること」は簡単ではないけれど、その道は後悔しない道なのだって、感じられる素敵な講演でした。私も、後悔しない「自分らしい道」を歩いていきたいと思います。大変な時、横をみたら、同じように前を向いて歩いているふーちゃんがそこにいる。そう思うだけで、勇気100倍です。
ザ・レジェンド・ホテルズ トラスト株式会社 代表取締役CEO 鶴岡 秀子